研究プロジェクトから、日常に欠かせないツールへ

Tiimoの出発点はシンプルな問いでした。「テクノロジーでADHDの方のプランニングをもっと簡単にできないか?」研究プロジェクトとして始まったこの取り組みは、今ではミッションへと進化。現在、Tiimoは100万人以上の人々に愛用され、柔軟性とサポート、そして実際の脳の働きに寄り添ったツールを提供しています。

従来のプランニングツールが抱える課題

ほとんどのプランニングツールは、すべての人が同じように考え、働き、計画できるという前提のもとに作られています。しかし、この「一律のルール」は、自閉症の方やADHDの方をはじめ、多様な脳の働きを持つ人々にとって使いにくいものになりがちです。

従来のプランナーは、完璧な集中力、スムーズなタスク開始、厳密なスケジュール管理を求める設計ですが、実際の脳の働きとは異なります。Tiimoは、この常識を変えるために、柔軟でサポート力のある適応型ツールを提供します。

Abstract illustration of a person gracefully balancing large app widgets, set against a gradient purple background, symbolizing focus and organization.Abstract illustration of a person gracefully balancing large app widgets, set against a gradient purple background, symbolizing focus and organization.
Tiimo app screen showing a collection of neuroinclusion resources, including articles like ‘A practical approach to behavior change’ and ‘Task Initiation: Getting the Ball Rolling,’ displayed in a clean, organized layout.

研究プロジェクトから、ADHDの方に信頼されるツールへ

Tiimo founders Helene and Melissa standing against a neutral background. Helene wears a green tank top, and Melissa wears a tan button-up shirt, showcasing a simple and modern style.

2015年、HeleneとMelissaは「テクノロジーでニューロダイバージェントの10代をサポートできるか?」という研究プロジェクトを立ち上げました。その過程で、Melissa自身がADHDとディスレクシア(読字障害)の診断を受け、このプロジェクトは個人的な使命へと変わりました。

この研究プロジェクトは発展を続け、今やTiimoは100万以上のダウンロードを誇る受賞歴のあるアプリに成長。Apple Design Awardのファイナリストにも選ばれ、北欧を代表するインパクト・スタートアップとして評価されています。

Illustration of two hands coming together to form a heart shape, symbolizing connection and care.

「私のADHDとディスレクシアを通して、世界が私のような脳のために作られていないことを実感しました。だからこそ、Tiimoを作りました。もっと簡単に、そして本当に役立つプランニングツールを提供するために。」

Melissa, 共同創設者

Tiimoのチームをご紹介

私たちはコペンハーゲンを拠点にする小さなチームですが、目指す未来は大きいものです。私たち自身の経験や情熱を活かしながら、ニューロインクルーシブな世界を共に築くため、最高のツールとリソースを開発しています。

しかし、この取り組みは私たちだけでは成し遂げられません。ニューロダイバージェントのコミュニティや、同じビジョンを持つ専門家と協力しながら、より多くの人が使いやすく、役立つソリューションを生み出しています。

「異なる脳には、それぞれに合ったツールが必要です。Tiimoは、最初からアクセシビリティとニューロインクルージョンを意識して設計されました。」

Helene, 共同創設者